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自分よりはるかに大きなものの中へ入る感覚

執筆者の写真: GIGI_mtk
GIGI_mtk
9月12日
読了時間: 3分

森に、身を委ねる。


久しぶりにニュージーランドで撮った写真を眺めていた。


北島の Rotorua。そうだね、5回は行っているかな……

Rotorua にある Hamurana Springs の写真で、頭が少し止まった。


Hamurana Springs は、Auckland から車で3時間ほど。

結構、遠い。(笑)


何度か訪れた場所だけれど、写真を見ていると、あの森の中へ入ったときの感覚が戻ってくる。

とにかく、木が大きい。


木だけを撮った写真では、その大きさがなかなか分からない。

人が二人、その間を歩いている写真を見ると、ようやくそのスケールが見えてくる。

人って、小さいなと思う。


根元に立って見上げると、幹はそのまま天へ向かって伸びている。

一本だけではない。

それぞれが競い合うように、ひたすら真っ直ぐ上へ伸びている。


Hamurana Springsの森で、天に向かって真っ直ぐ伸びるレッドウッドを見上げる
Rotorua - Californian redwoods -

その巨大な木々の間に、自分がいる。

自分よりはるかに大きなものの中へ入る感覚。


それは、普段の暮らしの中ではなかなか味わえない。

森の中には、透き通った水も流れている。

水底まで見えるほど澄んだ水の中で、水草が流れに身を任せ、ゆっくりと揺れている。


「清らか」という言葉が、そのまま似合うような光景だった。


Hamurana Springsを流れる透明な湧水と、水中で揺れる水草
Rotorua - Hamurana Springs Nature Reserve -

大きな木。

澄んだ水。

風。

光。


そこでは、人が何かをつくり出したという感覚よりも、もともとそこにあるものの偉大さの方がずっと強い。

自然には、やはり敵わない。


人は木を植え、伐り、森を管理し、水を導くこともできる。

それでも、自然のすべてを思い通りにはできない。


木がどこまで伸びるのか。

風がどう吹くのか。

水がどう流れるのか。

光がどんな表情を見せるのか。

最後のところまでは、コントロールできない。


私は、むしろそこに自然の美しさを感じる。

コントロールできないから、美しい。

思い通りにならないから、愛おしい。


Hamurana Springsの森に立つ巨大なレッドウッドを根元から見上げる
Rotorua - Californian redwoods - Look up

森の中へ入ると、不思議な包容感がある。

巨大な木々に囲まれているのに、圧迫される感じではない。むしろ、包容感いっぱいで迎え入れてくれるような感覚がある。


そこでこちらも、争うのをやめてみる。

何とかしようとするのもやめてみる。


ただ、自分の身を委ねる。

すると、ほっとする。

自分が小さいことを認めても、不安にはならない。むしろ、自分よりずっと大きなものの中にいることが、安心につながる。


Mother Terra。


「母なる大地」という言葉があるけれど、あの感覚は少しそれに近いのかもしれない。


強くて、大きくて、思い通りにはならない。

それでも、その中に入れば黙って受け止めてくれる。

美しくて、愛おしくて、少し畏ろしくて。

そして、人を癒してくれる。


自然というものは、そういう存在であり、そういう環境なのかもしれない。


人間が何でもコントロールしようとするのではなく、ときには、自分よりはるかに大きなものの中へ入って、身を委ねてみる。


自然には敵わない。


それでいいんだと思う。



答えを探す前に、本質を探そう。


by GIGI

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